Search

Home > 吉本隆明の183講演 > 【A127】渦巻ける漱石──『吾輩は猫である』『夢十夜』『それから』
Podcast: 吉本隆明の183講演
Episode:

【A127】渦巻ける漱石──『吾輩は猫である』『夢十夜』『それから』

Category: Society & Culture
Duration: 03:27:14
Publish Date: 2015-02-05 20:00:18
Description:

【A127】渦巻ける漱石──『吾輩は猫である』『夢十夜』『それから』

時間:207分
音質:5
ジャンル:文学
講演日:1990年7月31日
主催:日本近代文学館 後援・読売新聞社
場所:有楽町・よみうりホール
収載書誌:筑摩書房『夏目漱石を読む』(2002年)

音源について
「近代文学館・夏の文学教室」
6日間の講座として行われた。
通常は1日で3人が入れ替わるが
「この日は吉本さんひとりに任せよう」
という小田切進理事長の判断で、
異例の1日ひとりの講演になった。
音源はライン録音。
この講演を収載した書籍
『夏目漱石を読む』は
第二回小林秀雄賞を受賞。

講演より
漱石はどう生きようとしたかということと、
どう生きざるをえなかったかということと、
その両方から「宿命」と「反宿命」が
せめぎ合うわけですが、漱石が選んだのは
「宿命」から逃れ、自然な道筋から遠ざかろうという道を、
どんどんたどっていくことでありました。
これほど典型的に、宿命が自分を吸い寄せていく
力の大きさと強さをとてもよく心得ていて、
なおかつそれに逆らうということが
生きていくことだというところで、
力瘤をたくわえて、力瘤を発揮していってという
かたちをとりながら倒れちゃうというような、
そういう生き方をせざるをえなかったというのも、
たぶんこの宿命の大きさと、
宿命に逆らうことの重要さということを、
作家としてのはじまりの時期にどんどん純化して、
そこの問題をはっきりと打ち出して、
自分の作家としての軌道を定めるということに
なりえたからだ、というふうに思われます。

Total Play: 0

Users also like

30+ Episodes
AVサイト .. 50+     10+
1K+ Episodes
偉人の名 .. 30+    

Some more Podcasts by 吉本隆明の183講演

200+ Episodes