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クリスマスはキリスト(救い主)とされたイエスの誕生を覚えてお祝いするお祭りです。今日は、そのイエスの誕生の場面を読んでみましょう。
イエスの両親マリアとヨセフは、ローマ帝国への納税のための住民登録をするためにベツレヘムにやってきて、「宿屋には彼らの泊まる場所がなかった」ために生まれたばかりのイエスを「飼い葉桶に寝かせた」と聖書には書かれています。
けれども、この「宿屋」という言葉は本当は「客間」と訳すのが正しいという説があるのです。つまり、ヨセフの里の親戚を訪ねてみたら、どこもやはり住民登録のためにやってきた旅人で客間がいっぱいでした。けれども、この名も無い貧しい家の人たちは、客間は埋まっているから、私たち家の者と一緒に居間で寝泊まりしなさいよ、とマリアとヨセフを自分たちの寝起きしている生活の場へと招いたのです。
これが史実であったかどうかというのは、あまり重要なことではありません。そうではなく、こうして旅人を招き、「あがって行きなさい」「食べて行きなさい」「休んで行きなさい」というもてなし(ホスピタリティ)によってこそ、イエスの誕生があったのであり、そこに私たちの教会の原点があるのだ、というのが福音書記者ルカの伝えたかったことなのです。 |