【A115】異常の分散──母の物語
時間:147分(うち、質疑応答35分) 音質:3 ジャンル:思想 講演日:1988年11月12日 主催:宮崎市・一ツ瀬病院・精神医療を考える会 場所:宮崎市中央公民館 収載書誌:弓立社『心とは何か』(2001年)
音源について 音源は主催者提供。 質疑応答部分で、質問の音声が ライン録音されていないため、 聞き取りづらいところがある。
講演より 何が重要かというと、まず母親の物語というのが重要です。 母親の物語とは何かというと、 子どもとのあいだの物語です。 それは、簡単な要素からできあがっています。 イメージを考えますと、抱く、授乳する、 オッパイをやるということ、 それからとにかく眠らせるということです。 睡眠のはっきりしたパターンを ちゃんとつくりあげることです。 それから排泄の世話をする。後始末をするということです。 これは動物だったら、 母親はお尻をなめてやったりしますけど、同じことです。 これが母親の物語を構成する基本的な要素です。 つまり、母親と子どもの物語の構成要素というのは、 抱くとか授乳とか眠らせるとか排泄の世話をするという、 これだけの要素からできあがっています。 この要素が、どうして物語になるのでしょうか。